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2今や第二の「ピンロン協定」が必要である

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2今や第二の「ピンロン協定」([1])が必要である


結婚誓約書に署名するには、双方の両親や親類、地区議長といった人たちの同意より何より当事者である夫となるものと妻となるものとの同意こそが最も重要です。なぜかというと、彼ら二人こそが良きにつけ悪しきにつけ相談し合いながら人生に立ち向かい、人生を築いていかなければならないからなのです。実際に結婚誓約書に署名をしてしまう前に、〈二人が〉結婚をしたら人生にどのように向き合うかということをあらかじめ話し合っておくことができれば、うまくいく可能性がいっそう高くなります。

憲法というものはいわば誓約書([2])です。夫婦の結婚誓約書のようなものです。政府と国民との間で同意された誓約書です。この誓約書が成立するためには事前の合意がなければなりません。現在ミャンマーは過去の悪しき遺産を引きずっているので、これら〈負の遺産〉を修正しようにも、他の国々のようにすることもできず、一人の人間や一つの組織が勝手に行うこともできません。過去において「ピンロン協定」はミャンマーの歴史の流れを良い方向へ変えた事前の合意であったということを見習わなければならないでしょう。

ミャンマー〈という(連邦)国家〉において「少数民族を含めた国民全てを一つにまとめ上げること」は、憲法にはっきりと示されている権利などがきちんと保証されているか否かにかかっています。このように保証できるように事を運んでいくためには独立以降、現在に至るまでミャンマーで起きてきている状況を考えれば「ピンロン協定」のような新たな〈事前の〉合意が必要不可欠になってきています。

このような協定はまず始めに関係者全てが顔を合わせて、正直にかつ責任を持って協議することができなければなりません。合意できるようでなければなりません。この段階が成功してこそ、憲法草案起草のための準備ができたといえるのです。

民主主義を実践することをミャンマー国民の大多数が賛成し支持したということは1990年の〈総〉選挙の結果がすでに証明しており、全く疑いの余地はありません。現在は世界の国々が実践しているのは、より正確に言うなら、代議制民主主義(representative democracy)です。民衆みながこうあって欲しいということを民衆の代表者たちが〈民衆の要求に〉従って行っていく制度です。一番解りやすく言うなら、憲法を民衆が自分たちの思うとおりに制定するのです。ミャンマーで代議制民主主義を実践してはじめて民衆が支持することもできるし、国際社会とも肩を並べることができるでしょう。

国民が納得する憲法を起草できてこそ、あらゆる人々にとっての基本的人権をはじめとして、平等な権利、結社の自由、権力者たちの行き過ぎを抑えて均衡をとる(checks and balances)ことができること、軍隊が民主主義と調和するようにさせることまで、民衆に有益なること全てを完全なる保証を持って安心して実践することができるでしょう。

ナアパ([3])が作った憲法なるものは直接民主主義を生き返らせているのです。しかし代議制民主主義を目指して行っているかのように見せかけています。ミャンマー国民は民主主義とは何かなど知りはしないと考えて、もしくはよく知ってしまう前にナアパが自分たちの望む方針、制度、やり方などを先手を打って最も重要な部分を抑えてしまったということです。この点を見れば、民主主義制度を築くミャンマーの人々にとって民主主義について相当に勉強して把握しておく必要があるということは明らかです。

直接民主主義制度では政権担当者を民衆の意思によって選べません。権力者たちの意思、別の言い方をすれば、権力者たちが定めた主義主張を民衆がそれを好もうと好まざると選択しなければなりません。〈これは〉何と同じかというと、最も近い例を示すとすると、ミャンマーで独裁者ウー・ネーウィン〔U Ne Win〕の一党独裁制が君臨した時、マサラ([4])党があらかじめ定めておいた、当局者の様々なレベルの代表候補者たちを民衆は選出しなければならなかったこと、マサラ党が作った憲法を承認するかしないかを民衆が選択しなければならなかったことなどです。国民の信任投票と名前をつけて選ばせることさえ、自由で公正あるようにすることが再びできなかったとしても、権力者たちがやりたい意向が何であるのかを如実に示しています。

代議制民主主義では、国民は誰であれ投票権を有し、被選挙権を有しています。例えばアウンサンスーチー女史〔Daw Aung San Su Kyi〕に選挙に参加する権利を与えるはずがないとナアパの外務大臣ウー・ニャンウィン〔U Nyan Win〕がアセアンで(あらかじめ「様子見をする」かのような)発言したことがありました。代議制民主主義を真の意味で実践したいのであれば、アウンサンスーチー女史のようにその血筋からして全くのミャンマー国民であることが全く明白なミャンマー国民の一人に被選挙権を与えなければなりません。逮捕拘束したあらゆる政治囚を釈放して政治活動をする権利を与えなければなりません。

代議制民主主義は代表する人々をどのように選んだらよいのかということを民衆が定めなければなりません。統治者側たちが定めてはいけません。ピンロン協定のように歴史的な 合意を何か一つ先に獲得して初めて、憲法草案を〈国民〉全員が一人残らず加わって起草しなければなりません。その草案はその後に行う選挙を憲法の通りに開催することができるという部分も含まれています。草案を民衆の信任投票によって認めることができなければなりません。民衆が認めたことは選挙に参加する人たちをどのように選ばなければならないかと民衆が定めたという意味であります。だからピンロン協定のような事前の合意なくして、前進することはあり得ません。

さらにいえば、憲法は最高位の権力者である大統領の地位を民衆が選ぶ権利がないこと、軍隊が国会において25%の議席を、何ら選出される必要もなく、我が意のままに取っていることなどがあります。さらに国軍(軍隊)が国家を指導する立場でなければならないといったことも含まれています。これらは国家の将来を大きく左右することになります。国民が一切身動きが取れないよう支配することを目的としていることは明白です。実際にはそのようになっていくのではなく、更に不安定な状況になり、争乱を引き起こすよう要因を作っているのです。道の真ん中で刃物を持ってあらゆる人々に挑みかかっているかのようになっていますこれは「自由をはき違えている、平等を破壊しているのだということです。民主主義の基本原則にも全く背くものであります。

民主主義において最も重要でなくてはならないもの、必ずしなければならない原則というのは選挙です。民衆が政府を選挙で選ぶことです。軍隊というのは政府ではありません。もちろん国家が戦闘状態であれば軍隊が統治します。さもなければ軍隊というのは政府の統制下にあって、選挙の安全な実施や自然災害からの救護を行う組織(institution)の一つでしかありません。学生連盟やら労働組合などといったものは組織institution([5])であります。消防、警察、商工会議所なども組織institutionであります。どの国においても組織institutionが政府となっていることなどありません。政府は選出された人たち、もしくはクーデターを起こして自ら政府だと決めた人たちだけがします。だから軍隊だけで政府になるのはあってはなりません。国民による選出なくして政府の地位を奪おうとするなら(つまり)国会議員になってしまうのであれば)、これはもはや正しい代議制民主主義ではあり得ません。本当にピンロン協定のような前段階の合意があったのであれば、不当に行われた事態を予め排除できたはずなのです。

ナアパのロードマップ通りに引き続き行っていくことによって真の民主主義を手にすることは決してできません。正直に言って、マサラ時代の「スンパトカゲ([6])議会」のようになってしまうだけです。このようになってしまっていたからこそ、最終的にある日、マサラ政党の権力者ウー・ネーウィンはドサッと倒れて崩壊してしまったのです。これと同じことをもう一度繰り返すか、さもなければそれに取って代わるべき別の手段でやってみようしても「この塚からはオオトカゲしか出てきはしない」([7])ということを民衆は知ってしまっているので、成功しようはずがありません。後のことは後で解決する、と思っても絶対不可能でしょう。

同時にミャンマーにおいて全ての民族同士の団結を計ることもできない。自治権とか、分離独立の権利を要求してくるようになるまで事態が悪化する可能性もあります。これは連邦制にとって良いことではありません。これらのことは将来の危険となることは火を見るよりも明らかです。ナアパが行っている解決方法は武装少数民族組織を無理やり武装解除させている以外には何もないのです。

この場合、少数民族たちが武装しているということは、政治的な力関係のバランスが均衡しているということを意味します。彼らが意図しているのは、政治とはいってもこの意図したことを実現している手段は国内では軍備を競う事態にさせているのです。だとすれば民主主義とは反してしまいます。本来であれば民主主義制度を実践しているとき、国を防衛するために軍隊というものは一つだけなければならないものなのです。唯一の軍隊も民主主義と調和するように組織されていなくてはなりません。このようになるようにできるのは事前の合意であります。武装少数民族組織を武装解除させているだけ、双方の合意を得るだけ(例えば紳士協定gentleman’s agreement)では、長期にわたり確固たる合意を得ることはできません。

ナアパとしては野党勢力らと手を組んでいく以外の道はありません。このようにすることは民主主義を実践する人間社会における人間同士、組織同士が一緒になって助け合っていかなければならないという〈民主主義の〉原則に合致しています。

同時に、野党勢力は少数民族の権利のために武装少数民族組織を信じ、受け入れるように、保証をしてやるようになるでありましょう。そうすれば国内で軍備を競い合うようなことは消滅します。その後にこそ、ピンロン協定のような協定をもう一度結ぶことは容易になってるはずです。このような協定を結ぶべく、誰が主導できるのかと訊ねる人がいました。誰が代表して〈協議に?〉出席するのかとも更に聞き返しました。

これはさほど難しくはありません。国には多数が定めた代表者が既にいるわけですから、彼らこそが先頭に立って導いていくのなら、直ぐにでも始めることができます。民主主義制を本当に誰が主導できるのかと挑むことでもあります。この段階を威厳を持って乗り越えることができたならば、残りは自然にすんなりといくであろうことは確実です。何よりはじめに必要なのはピンロン協定のような前段階の合意なのです。

ルィンアウンソー〔Lwin Aung Soe

2009215


([1]) ピンロン協定(パンロン協定)は1947年にシャン州のピンロン(パンロン)でアウンサンと少数民族代表(シャン、カチン、チン)との会議が行われれ、アウンサンが英領から独立後に少数民族に自治権を与えることを約束、英領ビルマ全域を連邦制国家として独立させることで合意し、212日にパンロン協定が調印された。212日は現在「連邦記念日」として休日になっている。

([2]) 物事の本元を変えない限り、出てくる結果は一緒だということ。オオトカゲはミャンマーの人にとって「嫌われ者」であり、出てくる結果は皆の好まないものというニュアンスである。


([3]) この段落で「組織institution」と表記している部分の原文は英語の「institution」のみで、ビルマ語はない。

([4]) 「何にでも頷く」という意味。


([5]) 「ナアパ」は現在ミャンマーの統治機構である国家平和発展評議会(SPDC)のビルマ語略称。

([6) 「マサラ」は1988年までビルマ社会主義連邦を事実上統治していた唯一の政党であるビルマ社会主義計画党(BSPP)のビルマ語略称。


([7]) 訳文の「誓約書」「協定」はともに同じ単語(sà jouʔ)である。

…………

(1) ピンロン協定(パンロン協定)は1947年にシャン州のピンロン(パンロン)でアウンサンと少数民族代表(シャン、カチン、チン)との会議が行われれ、アウンサンが英領から独立後に少数民族に自治権を与えることを約束、英領ビルマ全域を連邦制国家として独立させることで合意し、212日にパンロン協定が調印された。212日は現在「連邦記念日」として休日になっている。

(2) 訳文の「誓約書」「協定」はともに同じ単語(sà jouʔ)である。

(3) ナアパ」は現在ミャンマーの統治機構である国家平和発展評議会(SPDC)のビルマ語略称。

(4) 「マサラ」は1988年までビルマ社会主義連邦を事実上統治していた唯一の政党であるビルマ社会主義計画党(BSPP)のビルマ語略称

(5) この段落で「組織institution」と表記している部分の原文は英語の「institution」のみで、ビルマ語はない。

(6) 「何にでも頷く」という意味。

(7) 物事の本元を変えない限り、出てくる結果は一緒だということ。オオトカゲはミャンマーの人にとって「嫌われ者」であり、出てくる結果は皆の好まないものというニュアンスである。

………………………

Written by Lwin Aung Soe

March 5, 2009 at 9:10 am

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